機能性低血糖症の治療を開始して約1年。身心の調子が大きく変わり、現在はかなり充実した毎日が送れています。今回は、
・機能性低血糖症の治療で感じた身心の変化
・機能性低血糖症の治療で行っていること
などをお伝えします。
一番お伝えしたいのは、
今抱えている悩みは、栄養不足が原因かも…。
ということ。
以前YouTubeで僕の機能性低血糖症の症状などについてお伝えしてるので、よかったらこちらもご覧ください。
今回の記事の内容
機能性低血糖症とは
機能性低血糖症とは、
血糖値が不安定になる病気
です。
昨年、2024年の5月より治療を開始。約1年が経過して、さまざまな変化を実感しています。
機能性低血糖症の治療で感じた身心の変化
感じた変化は、以下の通り。
体力が大幅に回復
機能性低血糖症の症状の1つに、疲れやすさがあります。元々体力はあった方ですが、ここ数年は疲れやすくなっていました。治療後は、それがかなり回復。
・食事量
・栄養バランス
などを細かく管理し直し、今は1日約4500kcalを摂取。1日8~9食がベース。今の生活では、この量でほぼ体重維持。
以前はもっと食事量が少なく、機能性低血糖症になった原因の1つにエネルギー不足があったんですね。この辺りを見直すことで、身心共に楽になってきました。
気分の落ち込みがほぼなくなった
2つ目に感じた変化は、
気分の落ち込みがほぼなくなった
ということ。
治療に入る前は、
・不安感
・恐怖心
が常にどこかにある状態でした。ただそれも今では感じなくなり、精神的もかなり安定しました。
記憶力・理解力が向上
3つ目の変化は、
記憶力・理解力が以前よりも上がった
ということ。
血糖値が低下すると、脳へのエネルギー量も低下。この際、生命維持に重要な「間脳(脳の真ん中)」という部分に少ないエネルギーが集中します。
逆に思考などに関係する「大脳皮質(脳の外側)」へのエネルギー量は低下。その結果、思考力が落ちます。僕は数年この状態でした。
でも治療を開始して血糖値が安定すると、大脳皮質へのエネルギーも十分運ばれ、かなり思考力・記憶力が改善。以前は、
・本を読み始めると眠気に襲われる
・20分以上考え事をすると集中が切れる
・勉強のやる気が起こらない
・覚えたこともすぐに忘れる など
こういった症状で悩んでいました。
結果的にこの悩みも、機能性低血糖症の症状の1つだったんですね。今ではこれらで悩むこともなくなりました。
良い意味で人に興味がなくなった
4つ目の変化は、
良い意味で人に興味がなくなった
ということ。
数年前にあったのは、
・他人と自分を比べてしまう
・相手を否定的に見てしまう
・攻撃的な言動
などがありましたが、これもなくなりました。
自分は自分だし、人は人。自分のことに集中できるようになり、上記の症状も機能性低血糖症の症状の1つなんですね。
機能性低血糖症の治療で行っていること
治療で行ったことは、以下の通り。
食事の回数・タイミングの変化
まず行ったのは、
食事の量・回数・タイミングの見直し
です。
上記でもお伝えした通り、僕の場合かなりエネルギー不足の状態でした。当時の食事回数は、1日3~4回。今は1日8~9回。日によって違いますが、
1食目:5:00
2食目:6:30
3食目:8:10
4食目:9:40
5食目:12:00
6食目:14:00
7食目:15:40
8食目:17:30
9食目:22:30
だいたいこんな感じ。4食はがっつり食べ、残りの4~5食は軽食+プロテイン。がっつり食べるときの食事は、こんな感じ。
1日の摂取カロリーは約4500kcal。その分動くので、これで体重変動はほぼありません。
この食事にしてから、体調がかなり回復。4年間ぐらい悩んでいた呼吸のしづらさもだいぶ改善しました。
サプリメントの服用
現在、千葉にある「マリアクリニック」という医院で治療を行っています。
機能性低血糖症は薬がなく、基本的には栄養療法。購入しているサプリメントが、
・マルチビタミン
・ビタミンB
・ビタミンC
・マグネシウム&カルシウム
・消化酵素
など。先日まではカンジダ菌の除去で別に2種類飲んでいましたが、現在は5種類。
即効性はないものの、数ヶ月のみ続けることで体調の改善を実感しています。
運動量の調節
僕の場合、1日の運動量がかなり多い。ざっとあげると、こんな感じ。
・バイク35分(通勤)
・体操30分
・トレーニング40分
・ダッシュ10分
・セッション8本
・ランニング3km
・ストレッチング90分
以前はランニングを毎日10kmしてました。
お医者さんから「ランニングを減らせないか?」と言われ、3kmに短縮。ただ有酸素運動をすると調子が良くなるので、完全に辞めるのは避けました。
上記のメニューを体調などによって、量を増減させている感じですね。治療で行っているのは、上記の3つです。
機能性低血糖症と診断されて1年で感じたこと
この1年間、いろんな気づきがありました。
栄養療法で性格が変わったように感じる
栄養療法を受けて感じたのは、
性格が変わったように感じる
ということ。
以前までは、
・イライラして感情的になる
・仕事で焦ることがある
・興奮状態になって冷静さをなくす
・休むことなくやり続けてしまう
・人として冷たくなる など
こうやって感じることが多々ありました。ただ栄養療法を受けて食事の見直しをすると、
・イライラすることがほぼない
・思いやりの気持ちが増す
・常に心が温かい感じがする
・焦ることもなく、冷静でいれる
・せかせかすることもない
こんな違いを感じています。
もし今上記でお伝えした感情面で悩まれている方は、栄養・食事の見直しで改善できる可能性があります。
性格だと思い込んでいる症状は、実は別の要素でそうなっているだけ
かもしれません。
ここは声を大にして伝えたいですね。大げさではなく栄養・食事の見直しは、人生そのものをいい方向に導く可能性があります。
たくさんの人に支えられている
家族・友人・クライアントさん。自分が機能性低血糖症という病気になり、改めていろんな方に支えられていることを実感します。
・何気ない一言
・代わりに何かをやってくれる
・差し入れを頂く
・僕の都合のいいように時間調整してくれる
・常に僕の体調を気にかけてくれる
数えればきりがありませんが、体調を大きく崩してからの4年間。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
だからこそ改めて、カラダやココロの悩みを抱えている方のサポートをしっかりやっていきたいと心から思いますね。
意識的に休む必要がある
これは1番苦手でしたが、
意識的に休む必要がある
ということ。
元々あまり休みをとらず、正直疲労が何か、疲れている基準が何かよくわかりませんでした。これはアドレナリンなどのホルモンの分泌量が多いと、疲労感を感じにくくなるそうです。
・疲れているのに筋トレのやりすぎで寝込む
・疲労で一時的に片眼が見えなくなる
・高校野球時、3ヶ月間微熱が続く
・休むことに罪悪感がある
学生のときから30代前半までは、こういった感じでした。
でも機能性低血糖症の診断を受けてからは、積極的に休日を増加。本来の良い状態がわかりつつあります。休むことが最大のテーマといっていいほど、僕の体調には「休むこと」が重要ですね。
何気ないことが幸せ
機能性低血糖症の治療をしてから1番感じるのは、
何気ないことが幸せ
ということ。これにつきます。
・家族と一緒に過ごす
・クライアントさんと何気ない会話をする
・体調を気にせず買い物ができる
・ゆっくり深呼吸ができる
機能性低血糖症の一番の症状は、「呼吸のしづらさ」「不安感」でした。まだ呼吸に対する心配はありますけど、普通に生活できることが幸せ。ずっと不安で、心配を抱えた状態でしたからね。
天候が良く、太陽の光を浴びながらポカポカ陽気の中歩く。これだけで、本当に幸せです。そうやって感じるぐらい症状がきつく、毎日が地獄でした。自分でもよくやった1年間だと思います。
最後に
生きていれば、いろんな悩みを抱えると思います。僕もこんな想いをすると思っていませんでした。
当事者になれば、「絶望感」「希望が持てない」「生きるのが辛い」そんな気持ちを抱くのも無理はないのかもしれません。ただ、
改善・解決する方法はきっとある
ということ。
前向きな気持ちでコトに向き合えば、いい結果になるはず。そう信じて、時に立ち止まりながらでもいいので、今できることをやって前に進んでいきたいですね。
今カラダやココロの悩みを抱えている方、僕は心から応援しています。一緒に良い方向に向かえるように、やるべきことを“自分のペースで”やっていきましょう。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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