ゴキブリ体操は「冷え性」「むくみ」「だるさ」などの改善に効果的なんですね。一方で、行う上で注意しておきたいこともあります。
この記事では、
・ゴキブリ体操の効果や5つのやり方
・ゴキブリ体操の注意点
などを解説します。
今回の記事の内容
ゴキブリ体操とは?
ゴキブリ体操は、以下のような方法です。
仰向けで、手足をぶらぶらするだけ。見た目はシンプルな方法ですが、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?
寝る前におすすめ!ゴキブリ体操の効果
ゴキブリ体操で期待できる効果は、以下の通り。
むくみが改善する
1つ目は、
腕や脚全体のむくみが改善する
ということ。
仰向けになるだけでむくみ改善できますが、ゴキブリ体操をすると、
・脚や腕の筋肉が揺れる
・血流が改善し、リンパ液の循環が改善する
・むくみが改善し、腕や脚がスッキリする
という変化が出るんですね。
このように、ゴキブリ体操で最もわかりやすい効果の1つとして「むくみ改善」があります。
脚や腕が細くなる
2つ目は、
脚や腕が細くなる
ということ。むくみ改善することで、脚や腕はサイズダウンします。
以前研究でむくみを改善すると、
1日で脚が-2~3cm細くなった
というデータが出ていました。それぐらい腕や脚はむくみで太くなっているんですね。
ですので、ゴキブリ体操でむくみを改善すれば「脚やせ」「二の腕痩せ」することは十分可能です。
脚などのだるさが改善する
3つ目は、
だるさが軽減する
ということ。
体内に流れるリンパ液には老廃物も混ざっており、滞るとだるさが増します。ゴキブリ体操でリンパ液の循環が良くなることで、全身のだるさを改善することができるんですね。
乱れた自律神経が整う
4つ目は、
一定のリズムでゴキブリ体操をすると自律神経が整う
ということ。
一定のリズムで身体を動かすと、脳には“快”の刺激が加わります。そうすると、
・脳内でセロトニンが分泌される
・セロトニンは副交感神経を刺激する
・身心共に落ち着き、自律神経が整う
・その結果、イライラや身体の不調が改善する
という一連の変化が起こる可能性があるんですね。
ですので、ゴキブリ体操を心地よく行うことで自律神経も整えることができます。
硬い筋肉が柔らかくなる
5つ目は、
硬い筋肉が柔らかくなる
ということです。
ゴキブリ体操を行うと、血流が改善します。血流が改善すると、筋肉が柔らかく緩むんですね。
・胸
・背中
・肩
・二の腕
・前腕
・太もも
・ふくらはぎ
など、全身のあらゆる筋肉を緩めることができます。
冷え性や低体温が改善する
6つ目は、
冷え性や低体温が改善する
ということ。
ゴキブリ体操を行うと、
・手足をぶらぶら揺らす
・体内で熱が発生し、身体が温まってくる
・習慣にすれば血流が改善し、体温が上がる
という反応が起こります。
ですので、「冷え性」や「低体温」で悩む方には特におすすめなんですね。
ではこういった効果を実感するためには、どのようにゴキブリ体操をすればいいのでしょうか?
寝る前が効果的!ゴキブリ体操の5つのやり方
具体的な方法は、以下の通り。
①手首を横に揺らすゴキブリ体操
1、仰向けの状態で、両腕を天井に伸ばす
2、手首や肘をリラックスさせる
3、手首を横向きにぶらぶら揺らす
4、これをできるだけ長く行う(2~3分以上)
②手首を縦に揺らすゴキブリ体操
1、仰向けの状態で、両腕を天井に伸ばす
2、手首や肘をリラックスさせる
3、その状態で手首を縦向きにぶらぶら揺らす
4、これをできるだけ長く行う(2~3分以上)
③膝を深く曲げて足首をぶらぶら揺らすゴキブリ体操
1、仰向けの状態で、お尻の下に手を置く
2、足を地面から浮かせ、両膝を深く曲げてリラックス
3、この状態で、足首をぶらぶら気持ちよく揺らす
4、これをできるだけ長く行う(2~3分以上)
④足首をぶらぶら揺らすゴキブリ体操
1、仰向けの状態で、お尻の下に手を置いておく
2、脚を天井方向に伸ばし、足首をリラックスさせる
3、この状態で、足首をぶらぶら気持ちよく揺らす
4、これをできるだけ長く行う(2~3分以上)
⑤手足を同時に揺らすゴキブリ体操
1、仰向けの状態で、両腕と両脚を天井に伸ばす
2、上げた腕や脚はリラックスさせておく
3、その状態で手首や足首をぶらぶら揺らす
4、これをできるだけ長く行う(2~3分以上)
さまざまな効果が期待できるゴキブリ体操ですが、誰でも行っていいのでしょうか?
本当は危険?ゴキブリ体操の注意点やコツ
ゴキブリ体操は、場合によっては禁止になる場合があります。
風邪やインフルエンザのときは禁止
必ず避けてほしいのは、
風邪やインフルエンザなど菌の感染がある場合
です。
リンパ液の中には、さまざまな菌も循環しています。風邪やインフルエンザにかかると体内の菌量が増えますが、リンパ節で殺菌しています。もし風邪などでゴキブリ体操をすると、
・菌を含むリンパ液の循環速度が早くなる
・本来は殺菌できる菌が体内を循環してしまう
・風邪やインフルエンザがひどくなる可能性がある
ということが起こる可能性があるんですね。
ですので、菌が関係する病気を発症しているときは「ゴキブリ体操」は禁止となります。
心筋梗塞や脳梗塞の術後半年間も禁止
風邪のとき以外にも、
心筋梗塞や脳梗塞を発症して、術後6ヶ月以内の方も禁止
です。
ゴキブリ体操で血液の循環を促すと、心筋梗塞などの術後の方は、再度血栓ができる可能性があるといわれているんですね。これは、リンパマッサージも同様。
もし実践したい方は、必ず医師の許可をもらってから行ってください。
妊婦さんも医師の許可を得ること
妊婦さんの場合も、医師の許可を得てからゴキブリ体操を行うようにしてください。
ゴキブリ体操を行うと体内の環境が変化するため、必ず担当医師に許可をもらった上で実践しましょう。
ゴキブリ体操を行うときはリラックス
ゴキブリ体操を行うときのコツは、
腕や脚をできるだけリラックスして、気持ちよく揺らす
ということ。
リラックスして行えると「むくみ」「だるさ」「冷え」「たるみ」などが改善します。一番避けてほしいのが、力んだ中で無理に手足を揺らそうとすることです。
力んだまま手足を揺らそうとすると、筋肉にストレスがかかって逆効果になることもあるんですね。ですので、できるだけ心地良くリラックスして行いましょう。
本当は危険?寝る前におすすめな「ゴキブリ体操」の効果と5つのやり方のまとめ
今回は、本当は危険?寝る前におすすめな「ゴキブリ体操」の効果と5つのやり方などについて解説しました。
・ゴキブリ体操は、仰向けの状態で手足をぶらぶら揺らす方法
・むくみやだるさ、乱れた自律神経を整える効果が期待できる
・手足をぶらぶら揺らすのが難しい方は、腕と脚を分けて行う
・心筋梗塞の術後の方やインフルエンザの方は禁止
・妊婦さんの場合は、医師に許可をもらった中で行うこと
・リラックスして行うことで、さまざまな効果を実感できる
「ゴキブリ体操」は、特に30代以降の女性には効果的です。毎日忙しくて時間がない方ほど、1分程度ゴキブリ体操を行うだけで全身が変わっていきます。
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