水で増えた体重は、適切なことができると最短1日で戻ります。そのためには「汗をかく」「リンパ液を循環させる」などが必要です。
この記事では
・水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因
・水分の取りすぎを改善して体重を元に戻す方法
などを解説します。
今回の記事の内容
水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因
水分の摂りすぎと体重増加の関係は、以下の通り。
体内の水分量が過剰に多くなる=体重が増える
体重増加する主な理由は、
体内に溜まる水分量が多くから
です。
例えば普段より1リットル多い水を摂取し、トイレの回数は普段と全く同じと仮定します。すると、
・体内に1リットルの水が溜まる
・1リットルの水=1kg
・体重は普段よりも1kg増える
となります。
汗や尿などで余分な水分を1日で1リットル出せば、体重は1日で元に戻ります。ただ長期間水分の摂りすぎが続くと、話はここまでシンプルにいきません。
水分の摂りすぎて自律神経が乱れる
人の体は、
水分の摂りすぎで自律神経が乱れる
んですね。水分を摂りすぎると、体内で以下の反応が起こります。
・水分を摂りすぎる
・体内で余分な水分を代謝させる
・内臓などが過剰に働く
・交感神経が刺激され自律神経が乱れる
・血管が細くなり循環が悪くなる
・体温が下がり、基礎代謝が下がる
・その結果、脂肪を蓄えやすくなる
1番の問題点は、
体温が下がって基礎代謝が低下すること
です。
体温が1度下がると、基礎代謝は約13%低下。2ヶ月で1kg太るぐらい基礎代謝に変化が起こってしまう。実際現場で、1日4リットルの水分量を毎日とってた方がいます。
その結果、
・体重は80kgまで増加
・むくみで身体はパンパン
・体脂肪率も40%台まで上がる
など、肥満体型になった例もあります。
さらに問題なのが、体重変動だけでなく“体調への影響”も大きいこと。
水分の取りすぎ=疲れやすくなる
水分の摂りすぎで起こる症状は、以下の通り。
・動くとすぐに息が切れる
・身体を動かすのが辛い
・身体が硬くて動かしにくい
・ちょっと動くだけで汗が流れる
これも自律神経の乱れの影響で、疲れやすくもなります。
こういう状態だと、
・身体を動かすことが億劫になる
・休日などは家でだらだら過ごす
・1日の運動量・活動量が減る
・消費エネルギーが減る
・胃腸の働きが悪くなる
・普段通り、もしくはいつも以上食べてしまう
その結果、太ってしまいます。
異常に喉が乾きやすくなる
もう1つ問題なのが、
喉の渇き
です。
水分を摂りすぎると喉が渇きますが、潤すために水分をさらに飲むと過剰。
・水分を取りすぎる
・自律神経が乱れ基礎代謝が下がる
・脂肪がつきやすい状態になる
・体がだるくなり、動きたくなくなる
・さらに喉が渇き、水分を摂ってしまう…
この悪循環の先には「肥満」「体調不良」「病気」などが待っています。
ではそもそも、1日の水分量はどのくらいが適量なのでしょうか?
1日の水分排出量
運動なしで自然に排出される1日の水分量は、以下の通り。
肺 | 400ml |
皮膚 | 600ml |
小・大便 | 1,100~1,600ml |
合計 | 2,100~2,600ml |
運動をする場合は、発汗量にあわせて上積みされます。
1日の水分摂取量
“飲み物以外”で摂取している1日の水分量は、以下の通り。
食事 | 800ml |
代謝水 | 300ml |
合計 | 1,000~1,500ml |
※代謝水=脂肪や糖質などを分解するときに出る水分のこと。
・排出量:2,100~2,600ml
・摂取量:1,000~1,500ml
となります。
ですので、
1,500ml前後が1日で取った方がいい水分量の目安
になります。
運動している場合は別ですが、1日2~4リットルは基本的に摂りすぎ。
では水分の取りすぎで太った場合、どうすれば体重をもとに戻せるのでしょうか?
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法①:水分量を減らす
まず最初に行うのは、
1日の水分量を減らすこと
です。
現在水分量が多い方は、1日1~1.5リットルに減らします。これだけ、体重は落ちます。水分量をどうしても減らせない方は、以下の方法で発汗量を増やしましょう。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法②:筋トレを行う
発汗量を増やす目的で行う筋トレは、以下の方法がおすすめです。
1、バーピージャンプ
1、脚を肩幅に開く
2、真下にしゃがみ込む
3、両脚を後方に引き、腕立て伏せの状態になる
4、両脚を前に戻す
5、その場でジャンプし、両手を頭上で叩く
6、これをできるだけ長い時間繰り返す
2、プランクラン
1、腕立て伏せの状態になる
2、膝を胸に交互に引き寄せる
3、その場でランニングするように足踏みする
4、これを汗をかくまで行う
3、オーバーヘッドサイドランジ
1、脚を肩幅に開く
2、真横に1歩踏み出してしゃがむ
3、このとき、両腕を頭上に上げる
4、腕を下げながら、元の状態に戻る
5、反対側へ同じ動きを繰り返す
6、これを汗をかくまで繰り返す
4、オーバーヘッドバックランジ
1、脚を肩幅に開く
2、真後ろに1歩踏み出してしゃがむ
3、このとき、両腕を頭上に上げる
4、腕を下げながら、元の状態に戻る
5、反対脚を踏み出し、同じ動きを繰り返す
6、これを汗をかくまで繰り返す
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法③:有酸素運動を行う
続いては、有酸素運動をご紹介します。有酸素運動をする際は、以下のようなサウナスーツを着て発汗量を増やすのも効果的ですね。
サウナスーツを着てランニング
サウナスーツ+ランニングはかなりおすすめ。発汗量も多いので、水分を出しやすいですね。走り方は、以下の記事で紹介してます。

神戸・御影(住吉)にあるパーソナルトレーニングジム「IZURU」。シェイプアップ・ダイエット・筋トレ・スポーツ選手のパフォーマンスアップ・痛み改善や健康・メンタルの不調の改善など、身心の悩みを根本改善。無料体験も随時受付中。
サウナスーツを着て縄跳び
サウナスーツ+縄跳びもランニング同様おすすめです。縄跳びのやり方は、以下の記事で紹介しています。

縄跳びで脚やせする。そのために重要なのは「着地をどこでするか」ということ。適切にできると脚やせが可能。逆に不適切だと、脚が太くなる。 この記事では、 ・縄跳びの効果 ・縄跳びで脚やせする4つの方法 ・縄跳びで脚が太くなる理由 などを解説します。 縄跳びで期待できる効...
自宅で有酸素運動を行う
自宅で汗をかきたい方は、その場でできる有酸素運動がおすすめ。YouTubeで紹介しているので、よかったら実践してみてください。
もし運動が苦手な方は、体温を上げて発汗する方法が効果的です。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法④:体温を上げて発汗する
発汗量を増やして水分量を減らす方法は、以下の通り。
半身浴・お風呂に浸かる
毎日入るお風呂の時間を少し長くするのも1つの方法。半身浴でもOKですし、浴槽に長めに浸かる。そうすると発汗量が増え、体重も落ちやすくなります。
以下のような生姜を浴槽に入れるのもおすすめですね。
岩盤浴やサウナを利用する
岩盤浴やサウナが好きな方は、これらに長時間入るのも効果的です。
ホットヨガを利用をする
これは運動になりますが、ホットヨガもおすすめ。大量の汗をかきつつ、カラダも柔らかくなる。特に女性は、身体の変化がわかりやすいのが特徴ですね。
・LAVA:全国主に駅近にあって男女通いやすい
・ロイブ:女性専用で、かなり清潔感のあるスタジオ
・カルド:無料体験あり。料金が安い
この3つは全国的にあるので、興味ある方はぜひ行ってみてください。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法⑤:ストレッチなどで体内の循環を改善する
続いては、リンパ液の循環を促して尿として水分を排出する方法です。
身体を動かすと、余分な水分が出ていく体内での変化は以下の通り。
・気持ちよく身体を動かす
・筋肉がポンプのように動く
・リンパ液の循環が改善する
・鎖骨下リンパ節からリンパ液が静脈に合流
・リンパ液と血液が混ざり、血液濃度が薄まる
・血液が薄まると、脳から指令が出て尿意をもよおす
・おしっこが出て、余分な水分を体外へ出す
この反応を利用して、体内に溜まっている余分な水分を出します。
全身のむくみを改善する方法
こちらはリンパマッサージで循環を促す方法です。
1ヶ月で-6.5cmのふくらはぎ痩せした方法
ふくらはぎの筋肉をポンプのように動かして、余分な水分を出す方法はこちら。
壁を使ってできる方法
壁に足を上げて動かしたり腹式呼吸をする方法もおすすめです。
水で増えた体重が戻らない方必見!水太りを改善する方法⑥:自律神経を整える
自律神経が乱れている方は、整えることも重要です。以下の記事で詳しく解説しています。

神戸・御影(住吉)にあるパーソナルトレーニングジム「IZURU」。シェイプアップ・ダイエット・筋トレ・スポーツ選手のパフォーマンスアップ・痛み改善や健康・メンタルの不調の改善など、身心の悩みを根本改善。無料体験も随時受付中。
ここまでお伝えした方法などで余分な水分を出せると、数日で体重も戻るはずです。ぜひ参考に実践してみてください。
水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因と改善方法のまとめ
今回は、水で増えた体重はいつ戻る?戻らない?水分の取りすぎで太る原因と改善方法を解説しました。
・余分な水分を取りすぎると体重が増える
・水が多いだけの場合と、脂肪がついた場合がある
・原因によって、やるべきことが変わる
・1日の適切な水分量は約1.5リットル
・水分をとりすぎた場合、発汗+循環改善を行う
・早ければ数日で体重は戻る
水分の問題は、冷静に「何で1日2~4リットル摂るといいんだろう?」と考えることが重要かもしれません。
もし水分をとりすぎても数日で元の状態に戻せるので、上記を参考に発汗しましょう。今回の内容が、少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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